サービスの仕事にクレームは付き物であり、どんなにサービスのレベルを上げてもクレームをなくすことは不可能だ。
人が行なうサービスだからミスは必ず起こるし、同じサービスを提供しても受け取る側の感じ方によって感謝されることも、クレームになることもある。
課題はクレームが発生したその事実よりも、クレームが発生した時にどう対処するかなのだ。
この対応にどのサービス提供者も頭を抱えている。
本当にやってはいけない対応を行う経営者は実際にとても多い。
その代表的なものが犯人探しだ。
犯人を捕まえ、“神様”であるお客にひれ伏して謝り倒す。常識的に考えるとちょっと信じがたいが、たとえ原因がお客の側にあったとしてもスタッフをいけにえにしてお客に謝罪する。
こういう会社では社内で責任の転嫁がエンドレスに続く。
当の経営者までが巻き込まれて“社内クレーム処理”が続く。
社内クレーム処理が続く結果、本業がおろそかになって資金繰りに苦しくなるという笑えない結果になることさえある。
会社の部署間では責任のなすりつけ合いと、陰口、不平不満が出るようになり、それが原因でスタッフから笑顔が消え、お客はその顔を敏感に察知する。
そしてまたクレームが増えるという悪循環が生じる。
クレームは社員の資質が原因の場合もある。この場合特に、全体の20%の接客やサービスを理解していない従業員の対応でクレームが悪化したり、量が増えたりする。
しかし、多くの場合は社内システムが整っていないことと、クレーム対処に対する正確な知識がないことが原因となっていることが多い。
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