オーストラリアでのちょっとした話しを聞いてほしい。
ある男性が好きな女性にプロポーズをしたいと考えていた。付き合いも長くそろそろOKがもらえそうだが、しかし確証はない。
男なら誰もが悩むこの状況下で、彼は誰かの力が借りたいと考えた。そして行きつけの回転寿司屋に相談した。
(行きつけの回転寿司屋に相談するのもどうかと思うけど・・・)
店長は彼の願いと希望を聞いて快諾し、スタッフ全員も喜んであるプロジェクトに参加することになった。いや、プロジェクトを創ることになった。
そしてプロポーズすると決めた日。
彼は彼女を馴染みの回転寿司屋へ誘った。肩の凝らない店なので彼女も気軽に応じた様子だ。食事が進み会話も弾んだ。そして頃合いを見計らって店長が彼に目配せをしてからあるモノを回転寿司のラインに流したのだった。
それはなんと!
「婚約指輪」
だった。
男性は自分の目の前に流れてきた“指輪の乗ったお皿”を手に取り彼女にプロポーズ。女性はとても驚いていたが、答えは・・・
当然「OK!」
店内は大歓声となりお客は拍手喝さい。
そして、二人を祝福する為にスタッフが趣向を凝らしたお皿が後からどんどん流れてきた。
「おめでとう!」「お幸せに!」
お皿にお祝いの言葉が満載されたカードが乗っている。それが後から後から流れてくるのだ。どんな女性も感動しないはずがない。
生涯の想い出に残る憎い演出ではないか。
これが周囲のお客にもスタッフにも幸せな気分のおすそ分けが出来た感動サービス事例だ。
あなたはこの話を聞いて幸せな気分になっただろうか。それとも不愉快な気分になっただろうか?
これがリッツカールトンでの出来事ではなく、回転寿司というのがここでは大切な要素だ。
ちなみにこのサービスを提供する為に何か余計なコストがかかっているだろうか、併せてて考えてみてほしい。 |